大阪市では、赤ちゃんの先天性風しん症候群を予防するため、風しんの抗体価が低い方を対象に風しんワクチンの接種費用を助成します。

1【対象者】 
接種当日の時点で大阪市民(住民登録のある人)で、風しんの抗体価が低い次のいずれかに該当する方とします。
(1) 妊娠を希望する女性   
(2) 妊娠を希望する女性の配偶者(妊婦の配偶者含む)
次に該当する場合は対象外とします。
ア 風疹の抗体を有しているもの(HI法で32倍以上、EIA法で80以上など)
イ 妊娠中の女性、又は妊娠している可能性がある女性
*妊娠中にワクチンは接種できません
*あらかじめ約1か月避妊した後に接種し、その後2か月は妊娠を避ける必要があります。
ウ 平成25年度以降実施した風しんワクチン接種費用助成事業により、麻しん風しん混合ワクチン又は風しんワクチンを接種した者


3【対象ワクチン】 
麻しん風しん混合(ⅯR)ワクチン、風しんワクチン(風しんワクチンは不足している為、当院では扱っておりません)

4【助成内容】 
*助成はいずれかのワクチンにつき1回限りです。
対象ワクチンごとに次の助成限度額と対象者が医療機関で実際に支払った額とを比較して、低いほうの額を助成します。
ただし、一定以上の所得のある方は自己負担の2000円を差し引いた額を助成します。
〇 麻しん風しん混合ワクチンの場合  
  10285円(助成限度額) 
〇 風しんワクチンの場合        
  6743円(助成限度額)*不足している為、当院では扱っておりません

5【助成方法】
(1)原則、償還払いとします。(当院に一旦お支払い頂いた後、大阪市より返還)
当院で対象ワクチンの接種を受けた後、次の書類を添えて大阪市保健所感染症対策課に郵送により申請する。
ア 大阪市風しんワクチン接種費用助成申請書 
イ 風しんの抗体を保有していないことが確認できる書類(写し)
ウ 健康保険証などの大阪市民であることが確認できる公的な書類(写し)
エ 領収書など支払金額、接種日、接種ワクチン、接種医療機関がわかる書類(原本)
オ 助成金の振込先口座を確認できる書類(通帳またはキャッシュカードの写し)
(2)生活保護受給者、市民税非課税世帯の人で、接種費用の一時立て替えが困難な場合は大阪市保健所感染症対策課あてにご相談ください。